見えない矯正で周りの人に気づかれないでなおせます
【リンガルブラケット】歯の裏につける見えない装置
現在、当院では成人の患者さまの約3割がハーフリンガル(上顎だけ歯の裏につける装置)を選択しています。上の写真はハーフリンガルの患者さまです。
上の歯についている装置は裏についているので、もちろん見えませんが、下の歯も下唇で隠せるので写真のようにわかりづらくなります。
院長自身、小学生の時と医局員時代の2回表側の見えるところに矯正装置をつけていたので、見える装置がイヤなことをよく知っています。
矯正治療中、知らない人と会話をした時に気がつく瞬間があります。
例えば、どこかの店員と会話をした時、店員の視線が口元にいき、会話をしながらまた視線が口元にもどってくる感じ、あっ今装置に気がついたぞとわかります。
それが重なるとだんだん矯正がイヤになってきます。
小さな話ですみませんが、見える装置というのはそんなものです。
歯の裏に装置をつけるリンガル矯正なら、まず気がつかれることはありません。
ただ、リンガルはリンガルでツラい部分もありますので、もう一度矯正治療するとしたらリンガルでやるかといえば、悩むところです。どの程度隠したいのかで選択します。
【クリアブラケット】白いプラスチックでできた装置
表側の装置を選択された場合、すべての患者さまに白いプラスチック製の装置を使用しています。
ワイヤー部分は金属が見えてしまいますが、歯の裏につける装置に比較すると違和感は少ないです。
写真のように白いワイヤーを使用すれば、さらに目立たなくなります。
ただし、コーティングが剥がれますのでワイヤーの交換頻度が増えるという問題があります。
【インビザライン】マウスピースタイプの装置
当院ではマウスピースタイプの矯正治療も選択可能です。
まだ歴史の浅い装置ですので慎重に取り扱ってまいりましたが、いい結果が得られているので積極的に取り入れる方針です。
インビザラインの利点
●透明で目立たない
●取り外しが可能なので衛生的でブラッシングが楽
●金属アレルギーの心配がない
インビザラインの欠点
●取り外しできるので使用をサボることができてしまう
●比較的高価
●症例を選ぶ(抜歯症例には不向き)